訳文

新型コロナウイルス肺炎感染者の治療に
中医薬(漢方薬)の総有効率は90%以上

2020-03-24 07:27:44 出典:China Youth Daily

 “全国で確認された新型コロナウイルス肺炎感染者の症例の中で、91.5%を占める74187人が中医薬(漢方薬)を使用し、そのうち90.6%を占める湖北省の61449人が中医薬(漢方薬)を使用しました。臨床上の有効性の観察により、中医薬(漢方薬)の総有効率は90%以上に達しました。中医薬は効果的に症状を緩和し、軽度と普通型の患者は重度への進行を減らし、治癒率を高まり、死亡率を下げ、回復期の患者の体の回復を促進することができました。コミュニティでは、中医薬が重要な役割を果たして、今回の新型コロナウイルス肺炎の蔓延防止にビッグハイライトの存在になりました。”中央ステアリンググループのメンバー、国民健康保健委員会の党グループのメンバー、国家中医薬管理局の党書記長である 余yan紅氏は、国務院情報局の3月23日午後、湖北省武漢での記者会見で、中医薬のことを語った。
 中国工程院の院士(学者)で天津中医薬大学の学長である張伯礼氏はまた、この記者会見で“中医(漢方医学)の早期介入と全過程の参入が新型コロナウイルス肺炎感染の治療に重要な役割を果たしていることを事実上に証明した”と語った。新型コロナウイルス肺炎の流行にコントロールすることを放物線と見なされれば、中医薬は両端でより良い役割を果たすでしょう。 “現時点では、特別な薬はありませんが、中医(漢方医学)は効果的な解決策を考え出しました。特に、中西医(漢方医学と西洋医学)の結合は、中国の新型コロナウイルス肺炎との闘いのハイライトです。”
 世界保健機関の分析によると、新型コロナウイルス肺炎の患者のほぼ13%が重症になり、患者の7%が重篤になる可能性がある。ところが、3月10日現在、漢方医の国家チームに引き継がれた武漢市の江夏方倉病院では、”休倉(患者がゼロになった)”と正式に発表され、患者564人のうち、重症になった患者が一人もなかった。
 余yan紅氏によると、中国国家中医薬管理局は、治療方案の第5、6、7版に含まれている漢方薬の方剤の臨床効果を同時に観察し、新型コロナウイルス肺炎の治療に明らかな治療効果がある“三薬三方”を選び出した:金花清感顆粒、連花清瘟膠嚢(カプセル)、血必浄注射液、及び清肺排毒湯、化湿敗毒方、宣肺敗毒方。
 ”治療モードでは漢方薬医学と西洋医学に明確な違いがあります。西洋医学の中にほとんどの化学薬品は単一標的の治療ですが、中医薬(漢方薬)はより多標的治療です。中医薬(漢方薬)は「チームで戦っている」ようなものです。”東南大学付属中大病院の副院長である邱海波氏は、”化学薬品は特定のターゲットを対象としていることが多く、中医薬(漢方薬)は複数のターゲットを対象としている可能性がある”と述べた。 32の病院の参入で156人の患者を対象とした研究では、基礎疾患の治療と血必浄注射液を注入後、有効率は比較的高くなりました。
 北京中医病院の劉青泉院長は、今回の新型コロナウイルス肺炎の治療において、多くの中医薬(漢方薬)は”老薬新用”(古い薬を新しい用途に)で良い効果を達成したと語った。 金花清感顆粒や連花清瘟膠嚢ともに非常に良い例です。
 ”金花清感顆粒は2009年にH1N1インフルエンザのために開発された新薬です。それは麻杏石甘湯と銀翹散の2つの処方で構成されたものです。張伯礼氏は言った。
 新型コロナウイルス肺炎流行の際、エキスパートチームが102人の患者を対象に臨床対照試験を実施した結果、金花清感顆粒を服用した患者は、通常の患者と比較して重症に変わった比率が2/3減少し、熱の下がる時間は1.5日短縮され、核酸検測で陰性に変わる時間は2.5日短縮されました。
 張伯礼氏は、連花清瘟膠嚢がSARSの期間中に開発された方剤であることを紹介した。新型コロナウイルス肺炎流行中に、臨床研究の結果、連花清瘟膠嚢を服用した患者は、主な臨床症状の消失率と臨床症状の持続期間が対象組より明らかに改善し、肺部CTでの改善率が83.8%に達し、臨床治癒率は78.9%に達しました。
 また、“三薬三方”の“三方”も“老薬翻新“(旧薬を新用途に)のモデルです。
 中国工程院の学者で、中国中医科学院の学長である黄lu氏は、清肺排毒湯は麻杏石甘湯、射干麻黄湯、小柴胡湯、および五苓散から由来した方剤と述べてた。中西医結合治療(漢方医学と西洋医学を統合して治療)により、清肺排毒湯を服用した57人の重症患者の臨床観察では、42人の患者が治癒して退院し、73.7%を占め、重症化した患者は一人もいませんでした。また、患者の肺部のコントラストイメージングは清肺排毒湯を2コース(6日間)服用した後、53人の患者の肺部病変が異なる程度の減少と吸収を示されました。
 宣肺排毒方は、麻杏石甘湯や麻杏薏甘湯など古典名方に基づいて作られた方剤です。武漢市中医病院、湖北省中西医結合病院などの病院で実施された宣肺排毒群(70例)と対照群(50例)の対照研究では、宣肺排毒方が炎症の制御、リンパ球数を高める面では大きな効果がありました。対照群と比較して、リンパ球の回復は17%増加し、臨床治癒率は22%増加しました。
 化湿敗毒方は、国家の診断方案で推奨されている方剤に基づいて、中国中医科学院の医療チームが武漢金銀潭病院で臨床を結合して最適化された方剤です。晋銀潭病院の臨床対照試験では、対照群に入れた重症患者75人が、CT診断での肺部炎症及び臨床症状が大幅に改善されました。核酸が陰性になる時間と入院期間が平均3日間短縮されました。
 国家中医薬管理局の党書記長である 余yan紅氏は、現在、中医薬の診断と治療の経験を日本、韓国、米国、イタリアを含む多くの国と共有しており、イタリア、カンボジア、その他の国に漢方薬製品を提供し、中医学専門家を派遣しています。中国では、中医学で新型コロナウイルス肺炎の予防と制御において希望とする国々に国際協力を展開し、能力の範囲内で支援を提供する用意がありますと述べた。
(レポーター・夏瑾)

             原文:
抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-01
ch-漢方薬-01
抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-02
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抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-03
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抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-04
抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-05
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抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-06
抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-07
ch-漢方薬-05
抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-08
ch-漢方薬-06
 抗コロナウイルス肺炎の漢方薬-09